いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『65/シックスティ・ファイブ』(2023年) -☆☆☆☆☆-

難破した宇宙船が不時着したのは白亜紀の地球でそこらじゅうウヨウヨしている恐竜を退けながら巨大隕石衝突までにこのけったいな惑星から脱出を試みるというサム・ライミ制作×アダム・ドライバー主演の『65』を観る。

てっきり未来人がタイムリープしてリアル『ジュラシック・パーク』な世界でサバイブする話なのかと思いきや、何やら根幹の設定が違ってビックリ。

「なるほどつまり彼等の存在が進化のミッシングリンクに絡んでくるのか!」と勝手に盛り上がっていたら、話はそういう方向には一切膨らまずに終わるもんだから私は逆に面食らってしまった。

ドラえもんの秘密道具みたいな面白未来ガジェットが活躍するでも、バラエティ豊かな恐竜が登場してハラハラドキドキさせてくれる訳でもない。
申し訳程度の言葉の通じない少女との交流、そして彼女を救う事で主人公が立ち直ろうとする再生の物語要素があるだけな、冗談抜きで「あらすじ」と「予告映像」だけで本編が全てカバーできる作品でした。