いまここにあるもの

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Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』を最終話まで観た話。

という訳で『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』の終盤7~8話の配信が始まったのでチェックした私です。

「独立国やまと」と「日本」の同盟交渉と、それに伴う米国との戦闘が描かれる文字通りのクライマックス。

ぶっちゃけ補給艦「サザンクロス」周りはセット感丸出しでCGも酷くチープで辛いのだが、続く海戦シーンは魚雷の種類の読み合いや沈没船の破片をチャフに利用するといった攻防が見応え抜群で、限られたリソースの割り振りとしては正解だったように感じる。

国防、平和、核抑止、様々な問題提起と警鐘を含んだ会談シーンはとても興味深く、当初頼りなかった総理が活躍する展開も胸熱なら、自分たちを棚に上げ「武装解除しろ」と迫る米国に対し「貴国は核を放棄するか?」と問う海江田のレスバの強さも痛快で気持ちがいい。

やまとを国連の管理下に置くという奇策で一時は乗り切るも、それを良しとしない米国の武力行使によって始まる東京湾内での戦闘。
自衛隊は抑止力になり得ないという痛烈な描写から「武器等防護のための武器使用」の決断と反撃。
そして日本が「核」を利用し世論を巻き込んだ情報戦で米国を牽制する中で、報道の在り方や軍人の矜持、更に仲間の救出とトラウマの克服まで描いてしまうのだから、いやはや参った。

「シーズン1」と銘打ちながら続編の製作は未定で配信作品故その判断がどのタイミングで行われるかも不明だが、このクオリティを維持できるのであれば原作ラストまでやって欲しいと思うし、実現するのであれば国連ビルでのロケ(邦画でも『人類資金』がやってるので不可能ではないはず)を含めよりスケールアップしたシーズン2に期待したい。