いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『6アンダーグラウンド』(2019年) -★☆☆☆☆-

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稚拙な脚本で没落した『トランスフォーマー』を見限り、オッサン2人の年甲斐もない『バッドボーイズ』の新作もスルーしたマイケル・ベイが『デッドプール』のチームと組んでマイケル・ベイ史上最もマイケル・ベイな映画をこしらえたと話題の『6アンダーグラウンド』をNETFLIXと再契約して鑑賞。

億万長者が世界中から優秀な人材を集め、世直しの為に悪党どもを成敗する。
まぁそれだけの話。

開幕3分で始まる怒涛のカーチェイス
イタリアのフィレンツェで民間人と文化財を破壊しまくりながら「レーティングなんてクソ喰らえ!!」と言わんばかりに汚いセリフとエグイ描写をこれでもかと詰め込んでやりたい放題。

そこらのハリウッド映画が尻尾を巻いて逃げ出すファーストシークエンスで掴みはバッチリなのだが、過去と現在を行ったり来たりしながら語られるチームのメンバー紹介になった途端、話は一気に失速。
そもそも表面をなぞっただけのキャラクターたちが皆一様に薄っぺらく、誰一人として共感できないのは如何なものか?。

リーダー役のライアン・レイノルズにしても何時ものライアン・レイノルズでデップーの顔がチラつく割に、あそこまでメタ発言とかしないから面白みがなく、ただの口喧しい嫌味なオッサンでしかない。
これなら『ホブス&ショウ』のゲストキャラの方がまだ魅力的だったぞ?。

加えてこの連中、跳ねっかえりの寄せ集め集団なもんだから『ミッションインポッシブル』(あれも大概だが)みたいな手際の良さは無く作戦は終始グッダグダ。
協調性がないからチームワークも皆無だし、纏まりの無いアクションを含め観ていてストレスが溜まる一方だった。

必要性を感じないエログロ描写に、どーでもいい会話といった無駄な要素が本当に多過ぎて、内容の無さ・頭の悪さに関してもマイケル・ベイ史上最もマイケル・ベイな作品に仕上がっておりました。
冗談抜きにこれアクション以外、観る所ないわ...(;一_一)