大病を患い利き手が使えなくなり反対の手で執筆を続ける伊藤明弘さんの最新作『ディオサの首』第1巻を購入。
トラブルに巻き込まれた日本人旅行者と、やたら戦闘力の高い訳あり女。
その女を付け狙う殺し屋バイカーに、男を追う悪徳警官がメキシコの大地で血と硝煙と薬莢をばら撒きまくる「B級ガンアクション映画無還元濃縮果汁!!!!!!!!!」(by内藤泰弘)な銃撃ちマンガ。
コマ割りや外連味たっぷりのアクション、映画の蘊蓄etc.と、どこを切っても(撃っても)ザ・伊藤明弘な作品であり、舞台が舞台なだけに『ワイルダネス』とクロスオーバーしそうな臭いがプンプンします。
『ワイルダネス』を病気療養のため休載後、2013年に『ABLE』の連載で復帰した伊藤明弘氏。大病を患い利き手ではない左手での執筆でした。そのため当初一番の心配は画力だったのですが、回を重ねるごとに絵の精度を取り戻していきました。それは『ABLE』第1集冒頭から最終第3集の最後までを、(続く) pic.twitter.com/2mPxn8tlVd
— サンデーGX編集部 (@SundayGX) June 29, 2018
復帰作の『ABLE』もそうでしたが氏のファンであればあるほど「以前の画力でこれを見たかった…」と歯がゆい気持ちにさせられますが、描いて描いて描きまくって全盛期の筆致を取り戻して頂くためにも我々はコミックを買って応援し続けなくてはなりません。
次巻も期待しております!。