いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』(2025年) -★★★★☆-

原作ファンに不評だったテレビシリーズしか履修していないが、主題歌の「IRIS OUT」に脳をヤられた勢いで続編となる「レゼ篇」を観る。

本編100分とコンパクトながら主役の「デンジ」と本作のキーパーソンである「レゼ」の物語がコメディ・ロマンス・ホラー・バイオレンス・アクションと変幻時代なエンタメ要素モリモリで描かれる。

何をおいてもレゼの存在感が圧倒的で、作者が好きな要素を詰め込んだビジュアルもさる事ながら、男子(特に思春期の!!)なら絶対勘違いして惚れてまうムーブを丁寧な作画と演出で見せ付けて来るのが本当にエグイ。

演じる上田麗奈さんと言えば、これまでも「ヤベェ女」を数多く担当してきたが作風的に本作の演技が一番自然で、デンジとの夜の学校での逢瀬は極上のASMRと言っても過言ではないし、コーエン兄弟の『ノーカントリー』リスペクトな絞殺シーンで口ずさむ「歌」のゾクゾク感は本当にヤバい!!。

どこか『空の境界』を思い起こさせる「普通じゃない男女の交流」から、『ハガレン』以来のイカした指パッチンとシャークネードが炸裂する劇場アニメ然としたスケールの「怪獣バトル」を経て至る「ほろ苦い恋の結末」まで、割と1本の映画として観ても満足度は高いのではないか?。
(デンジの身の上もそれとなく触れてくるし、アキの寿命の件やマキマの正体など含みを持たせた演出で勘の良い人から十分補完できると思う)

最高にデンジな「IRIS OUT」のハイテンション感に始まり、あの宇多田ヒカル嬢とのデュエットでレゼの心情に寄り添った「JANE DOE」で締める主題歌含め完成度の高い見応えのある作品でした。