『メタファー:リファンタジオ』本編プレイ記録・全クリしたので感想など (ネタバレ含む)

発売日からこっち続けていた『メタファー:リファンタジオ』を一先ずクリアした私です。

王宮に乗り込んだけどルイと戦うかと思えば、やらされるのはダンジョン攻略。

即落ち2コマ。
ゾルバももうちょいキャラを掘り下げてやれば良かったのに、肝心のルイがどう思っていたとかも触れられず仕舞いで何のために復活したのか…。

あっさり支持率回復するのも何か安直で…。
もうちょい捻りを加えて欲しかったと思わずにはいられない…。

廊下に落ちてるカチューシャがシュール過ぎる。

これ完全に現実の政治家へ向けた言葉だよね?。

度し難い民衆に本当の試練を与え上位存在へと押しあげるのが真の目的だったと。

ここまで啖呵切って戦わないの草。

覚悟を決めたのに、結局「英雄の日」まで自由行動させられるパターン。
まぁ日程の感じから薄々そうだろうとは思っていたが…。

なもんで保留していたドラゴンを倒す。

クエスト難易度的にも、こっちが裏ボス扱いなのかな?。

コミュも人間力もMAXなので、闘技場やったり料理全種コンプしてトロフィー獲得したりして時間を潰す。

最終日は協力者を訪ねて回る。

ようやっと自分の事を語ったが、もっと共感や納得できる理由があると思っていたので正直「それだけ?」って感じ。
ぶっちゃけここまでの旅で出会った人たちの方がよっぽど酷い目にあっていて、中途半端な感が否めない。

覚醒ルイがフィンファンネル使ってて中の人がνガンダム好きだから、これには笑ったよね。

戦闘に勝利したら逃げられて「またかよ!」と…。

怒涛の死亡フラグ。

勝利したのにニンゲン化させられるところまで王都での一件の繰り返しで引き伸ばし感が酷過ぎませんかね?。

そしてモアによって明かされる驚愕の真実!!。

うん、知ってた。

プレイヤーからすると現実である世界を「理想郷じゃない」と否定するのはメタファーっぼくて良い。

モアの正体は若き日のお父さんでした。

戦闘になるんだけどイベント戦なのでぶっちゃけ弱い。

「不変の現実」と言っていたのに負けたらあっさり「幻」と言っちゃうの軽すぎでは?。
そもそも幻想小説の世界は過去の世界の話という体だった気もするのだが混乱するわ。

和解して見送られる。

死亡フラグ振り撒いていた仲間たちと、あっさり再会。

ホントに最後かなぁ?。

本当に最後みたいです。

しかしアニメパートのクオリティ、もうちょいどうにかならんかったのかね…(；一_一)
『ペルソナ5』の時より明らかに下がってて『ペルソナ4』と同じくらいな印象だった。

王様になっても自由行動な主人公。

民の声を聴くという体で仲間と再び旅に出たところでTHE END。

変にどんでん返しとか、黒幕的な真の敵などを用意しなかったのは「王道」を目指した故かもしれないが、タイトル的にももっと現実社会を風刺するような展開になると思っていたので話が進むにつれ選挙要素などがトーンダウンしたのは拍子抜け。

展開に関しても終盤はルイに挑む→逃げられる→挑む→逃げられるを繰り返すうえ、その都度同じような問答を繰り返すもんだから「さっさと決着つけろや!!」と少なからずイライラした。
あまりにも不自然なもんで、ここに正しいエピソードを加えた「完全版」が登場しても正直言って驚かない。

度々触れているがキャラの掘り下げも不完全で、例えばグライアスの奥さんとの馴れ初めや、ファビアンヌさんがどうしてマリアを引き取るに至ったかなど、『ペルソナ4』～『ペルソナ5』では主人公と疑似家族となるキャラクターのドラマが濃かっただけに物足りなさを感じる。
(マリアとのコミュでも深く言及されないし、見聞録で補完もされない)

ミスリードかと思えば初志貫徹でラスボスのポジションを固持したルイだが、前記したようにサブキャラの方がよっぽど酷い目にあっていて動機が「それだけ?」と思わずにはいられない。
実はコールドスリープしていた滅んだ科学文明世界の生き残り～とか、全世界の人々をニンゲン化して元の1つの種族の世界に戻そうとしている～など、そういう設定があるとばかり思っていたのだが…。

バジリオやフィデリオが裏切った時に悲しげだった事を含め、使い捨てたゾルバなど仲間たちをどう思っていたのか本心も語られず、ジュナの歌が好きだった理由なども匂わせるだけで、終始人物像が「ふわっ」としていて、だったらもう純然たる「悪」として突き抜けたヴィランにしてくれた方がまだ良かった。

海外レビューなどはやたら高評価だったが、個人的には同じスタッフが作った過去作を越えているとは思えず、決して悪くはないが期待値が大きすぎたので相対的に「こんなもんか…」というのが率直な感想。