パッケージ版を持っているのでスルーするつもりだったけど、なんとなく地上波初放送の『ゴジラ-1.0』を流していたら最後にしれっと新作映画製作が発表されました。
ものすっごいザックリした情報なのだけど「ゴジラ新作映画」が「製作決定」で「監督・脚本・VFX 山崎貴」とのこと。
『ゴジラ-1.0』の「続編」とも「実写」とも明言されていないので「繋がりのないCGアニメ映画」という可能性もあるのだけど、日本以上に続編が熱望されている海外向けにも公式が情報を流しているので、事実上の続編宣言と考えて良さそう。
(これでもし違ったら炎上間違いなし)
EMERGENCY ANNOUNCEMENT pic.twitter.com/YhfztQgu0Z
— GODZILLA.OFFICIAL (@Godzilla_Toho) 2024年11月1日
Production of a new Godzilla film by writer, director, and VFX supervisor Takashi Yamazaki @nostoro has been greenlit. pic.twitter.com/uQmNo60e47
— GODZILLA.OFFICIAL (@Godzilla_Toho) 2024年11月1日
山崎貴監督は度々「『シン・ゴジラ』後でプレッシャーがヤバかった」と冗談交じりに話していましたが、今度は本家アカデミー賞で視覚効果賞を獲得し「これぞ本物の映画体験だ!!」「この作品がアカデミー賞で作品賞を取らなかったのは可笑しい!!」と海外の映画ファンに大絶賛された『ゴジラ-1.0』という自ら生み出したハードルに挑む事になります。
『ゴジラ-1.0』の世界的なヒットからして予算は付くだろうし(下手したら海外出資が付く可能性もあり)、全世界同時公開くらいの事はやって然るべきだと思うが、それもこれも前作を越えるエモーショナルな脚本が書けるかどうかがカギとなるでしょうね。
どこかのインタビューで続編を作るとしたら現実世界での時間経過をそのまま反映したいと述べていたので数年後が舞台でキャストも続投。
ハリウッド版のように敵怪獣を出す夢も語っていましたが、個人的にはゴジラを殺すと典子を生かしているゴジラ細胞も機能を停止するという設定でもって、敷島が「日本を守るか?」「愛する人を救うか?」という究極の選択を迫られる…くらいのドラマ的な柱がないと前作の人間ドラマに没入したファンは納得してくれない気がする。
これまでのノウハウを全て継ぎ込んだ故に傑作たり得たとも言える『ゴジラ-1.0』の後、同じ手が通じない中でどう形にするのか?。
自分を越えるという意味でも、山崎貴監督のクリエイターとしての真価が問われる一作になると思うので続報など注視していきたいと思います。