
浪費癖が祟って膨れ上がった借金を片っ端から映画に出まくって完済し、新しく娶った日本人ワイフと本記事執筆時点では上手くいっている、最近なんだか上り調子なニコラス・ケイジが落ち目のハリウッド俳優ニコラス・ケイジを演じ、思いのほか高い評価を得た『マッシブ・タレント』を観る。
こっちは本人役じゃない全盛期のニコラス・ケイジくらい売れっ子なペドロ・パスカル演じるニコラス・ケイジLOVEな富豪の屋敷にお呼ばれしたニコラス・ケイジが、そいつが実は裏でヤバい事やってる犯罪者だから情報を探ってこいと米国諜報機関からスパイまがいの任務を強いられるというお話。
わざわざ許諾を取り過去の出演作映像まで用いたデッドプールのライアン・レイノルズ弄りを凌駕するメタネタのオンパレード。
当初オファーを断っていたとは思えないくらいノリッノリなニコラス・ケイジのぶっ飛び演技も凄いが、それに応えるペドロ・パスカルのはっちゃけっぷりもこれまた凄い。
アンジャッシュ状態で展開するコントみたいなやり取りは捧腹絶倒でコメディ映画としても秀逸なのだが、クライマックスにはきちんとアクションも用意され、ギスギスした親子関係の修復という着地点を含め、往年のハリウッド映画的な魅力を懐かしむ事ができる良作でした。