いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

2022年秋のアニメ新番あれこれ。

覇権争いがエグイと話題の2022年最後のアニメ改変。
『アークナイツ』とかまだ始まってない作品もあるけど待ってられないのでここでは割愛。

既に切ったのもあるが取り敢えず1話をチェックしたのは以下のタイトル↓
『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』『SPY×FAMILY 第2クール』『機動戦士ガンダム水星の魔女』『宇崎ちゃんは遊びたい!ω』『忍の一時』『ヤマノススメ Next Summit』『陰の実力者になりたくて!』『転生したら剣でした』『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』『虫かぶり姫』『アキバ冥途戦争』『ぼっち・ざ・ろっく!』『ポプテピピック第2期』『弱虫ペダル LIMIT BREAK』『夫婦以上、恋人未満。』『BLEACH 千年血戦篇』『チェンソーマン』『恋愛フロップス』『うる星やつら』『4人はそれぞれウソをつく』。

まんがタイム作品のバンド物ということで「令和のけいおん」になるかもしれない『ぼっち・ざ・ろっく!』。

制作が『その着せ替え人形は恋をする』『明日ちゃんのセーラー服』のCloverWorksということで映像の作りは非常に丁寧で、ぼっちな主人公の孤独感を引きのカメラワークで表現したり、広角・魚眼レンズ風のレイアウトを多用するなど、演出がいちいち凝っていてその辺り京アニにも負けていないと思う。

題材的に『けいおん!』の影がチラつくかな~と危惧していたが、部活動(学校内)ではなくライブハウス(学校外)中心で舞台はキッチリ差別化されているし、コミュ障な主人公の言動もいちいち面白くて良い感じ。

劇中バンドの楽曲も普通にカッコイイし、唐突な実写画像を交えた音楽解説を含め楽しめそうです。

ウマ娘 プリティーダービー』(第1期)以来となるCygames原作×P.A.WORKS制作によるお仕事アニメ最新作!!…と思いきや飛び出てきた驚異のヤクネタ『アキバ冥途戦争』。
ぶっちゃけ後記の『チェンソーマン』より題材的にはヤバい部分があったりなかったり…。

アバンでいきなりメイド長が鉄砲玉に弾かれる仁義なき戦いで、同じCygames原作のオリジナルアニメで、放送前のミスリードから開幕1分でヒロインをゾンビにする衝撃展開でスマッシュヒットを記録した『ゾンビランドサガ』と同じ手法でもって再び話題を掻っ攫おうとしたのかもしれないが、ギャグとして笑い飛ばせたあちらと違いめっちゃ人が死んで、ともすれば悪趣趣味で滑り気味な描写に終始困惑。

舎弟の指詰めならぬポニテ詰めをしていたボスメイドの眉間に風穴を開けるわ、電波ソングに乗せたオタ芸(ガンカタ)で取り巻きメイドを皆殺しにするわで、嵐子さんは『ブラックラグーン』のラブレス家にでも仕えていたのだろうか?。

要するに893をメイドに置き換えて秋葉原を舞台に「突き詰めた暴力は笑いになる」という北野武監督の『アウトレイジ』リスペクトなタマの取り合いをする話みたいなのだが、こういう色物ネタって果たしてウケるのだろうか?。
(一応2話まで観たけど正直私の肌には合わなそう…)

次期テレビシリーズの放送も控える『呪術廻戦』で蜜月のジャンプ×MAPPAが贈る『チェンソーマン』。
アホみたく上がりまくったハードルを易々と越えてくる異常な映像クオリティでもって1話目からぶん殴ってくるもんだから私は思わず笑ってしまった。

地上波にもかかわらずチェンソーでバケモノの肉を削いで削いで削ぎまくりWEB配信の『サイバーパンク エッジランナーズ』も軽く凌駕する血と肉片ドバドバで放送倫理の限界に挑む姿勢もさることながら、製作委員会方式を否定しスポンサーも全て自社で持って実質CMが無いなど、ビジネスモデルとしても新しいことをやろうという並々ならぬ意気込みが感じられて本当に凄かった。

癖の強い映画ばかりオマージュしたハイセンスなOPからして最高にイカレてるし、血みどろのボーイミーツガールな掴みも相まって格の違いを感じさせる強烈な第1話でした。

弱虫ペダル』や『ヤマノススメ』など年号を跨いだ久し振りの続編物も、10年振りに完結編を映像化した『BLEACH』も霞んでしまう、36年振りに再アニメ化された『うる星やつら』。

あたる役の神谷浩史さんもさることながら、上坂すみれさんのラムちゃんが違和感無さ過ぎて驚嘆したのは私だけではないはず。
映像はもの凄く綺麗になっているのにキャラデザも時代設定も変えず、ギャグのテンション感なんかも当時のままで、問題ばかり起こす息子に対し冗談交じりとはいえ「生むんじゃなかった」と連呼する母親とか今だったら完全にアウトである(苦笑)。

押井守監督が頭角を現す切っ掛けとなった旧アニメ版が数々の改変もあって当時炎上したというのは有名な話だが、今回は原作準拠で4クールに渡って放送するとのこと。

ただ1話目から黒電話のコードが真っ直ぐというジェネレーションギャップから来る作画ミスもあったりして、長丁場であることを含め前途多難そう…。

『水星の魔女』は「PROLOGUE」の雰囲気を引き摺らず、スクールカーストなど学園物あるあるを交えながら割と明るい雰囲気で3話まで来たけど、言うてガンダムだしこのまま最後まで行くとは思えずどこかでガチの憎み合い・殺し合いに反転しそうで身構えているのは私だけか?。
(視聴者が身構えているうちは死神はこないかもしれんが…)

最新話でスプリンクラーによってビーム兵器が減衰する描写をやって驚かされたが、リアリティの基準をこのレベルに設定するとパワーインフレを起こせなくなるが大丈夫だろうか?。

それにしても最初はいけ好かない貴族のボンボンに思われたグエルくんが家柄に翻弄されて鬱屈している不憫な奴で、そんな彼が本気でぶつかり認めたくれたスレッタちゃんの言葉にハートをぶち抜かれて親の言い付けではなく自分の意思でもって求婚したのはホント草。

もしかしなくても彼はオレンジ(コードギアス)やコーラサワー(ガンダム00)を継ぐ者ってことぉ!?。

3話目にして三角関係を構築するRTA保持者となったスレッタちゃん。
ミオリネとグエルに両手を引っ張られて困り眉になっている姿が容易に想像できるのだが、同性婚がOKという寛大な世界だし重婚もOKだったりするのかね?。

なんか文章にすると完全にラブコメ作品の感想なんだけど、視聴者がSNSで盛り上がれるor妄想できる余地を作るのは近年のヒット作のポイントなので、そういう意味で『水星の魔女』は良い流れを作っているように感じます。