いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

2022年1月アニメ新番あれこれ。

人気作の続編と原作物が乱立する2022年最初のアニメ新番組あれこれ。
PVの時点で万策尽きてる物や守備範囲外の作品を除いてチェックしたのはこんな感じ↓

『東京24区』『スローループ』『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』『ドールズフロントライン』『からかい上手の高木さん3』『CUE!』『その着せ替え人形は恋をする』『明日ちゃんのセーラー服』『怪人開発部の黒井津さん』『進撃の巨人 The Final Season パート2』『TRIBE NINE』『プリンセスコネクト!Re:Dive Season2』『錆喰いビスコ』『天才王子の赤字国家再生術』『異世界美少女受肉おじさんと』『平家物語』。

正直この並びで一番インパクトが強かったのがTOKYO MXまたはBS11の土曜24時~25時枠というのは意外でした。

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「オタクに優しいギャル」という属性が拗れて「優しいギャルがオタク」だった『その着せ替え人形は恋をする』。
1話目から怒涛のチラリズムによる健全?エロスの連続で、それ自体は別段珍しくないのだが、手段が目的となっている作品が多い中、きちんと日常芝居の延長としてそれをやっている事に感動を覚えたのは私だけではないはず。

見た目を除いてギャル要素は皆無な普通に良い娘で、その癖やたらとガードが緩くて心配になるコミュ力天元突破しているオタクの理想を体現したオタクなヒロインの一挙手一投足がいちいち可愛くて、コロコロ変わる表情なんかを含めて破壊力が凄まじい。

2話目にして同級生とは言え知り合ったばかりの男の部屋に上がり込み水着になって全身の採寸をするのは「流石にねぇ~よww」と思わずにはいられなかったが、1話を優に超えるヤバいシーンの連続で何がとは言いませんが大変昂りました。

正直、規制前提のモロ出し作品なんかより、こういう描き方をする方がよっぽどエロいんだよなぁ…。

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映像美で言えば個人的に今期No.1だったのが『明日ちゃんのセーラー服』。
京アニのCMばりのえげつない緻密さでもって全編脅威のフェティシズム描写が押し寄せる尖がりまくった凄いアニメ。

「制服を着るシーン」は分かる。「髪を纏めるシーン」もよくある。だが「爪を切るシーン」にここまで作画リソースを割いた作品を私は初めて観た。

日常系なので内容はあって無い様な物で、1話は母親にセーラー服を作って貰って登校しただけなんだけど、声の芝居を含め実写的なアプローチが心地よく、上記の映像クオリティと謎の拘り描写も相まって久し振りに衝撃を受けました。

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『錆喰いビスコ』は『ID: INVADED イド:インヴェイデッド』でキャラデザ・作画監督を担当した碇谷敦さんが初監督を務めるというその一点でチェックしたのですが、同作でメインアニメーターだった又賀大介さんも副監督として関わっているとあって想像以上に絵柄を引き摺っている上、殺人鬼を「追い込み」そうなツダケンさん声のキャラまで登場して思わず笑ってしまった。

不純な入り方をしたものの、説明をすっ飛ばしたヘンテコな世界観や、スクエニ風味なキャラデザなど、少年マンガ的な作品では今期一番好きかもしれない。

原作の評価も高く期待できる反面、未完なので打ち切りENDだけは避けて欲しいところですが、wikiによると原作の1巻~3巻が第一部という括りになっているようなのでアニメもそこまではやってくれるかな?。