サントラやゲームや映像ソフト、関連書籍からトレーディングカードまで買い集め、キャラに惚れて後藤圭二さんのファンになり、その流れで『ダブルキャスト』をプレイしてトラウマになるなど、私のオタクとしての原点である『機動戦艦ナデシコ』 の画集がお馴染みのアニメスタイルから出版されたので購入。
ロボット物であり、ハーレムアニメであり、露骨なパロディやギャグ要素があったかと思えば実は緻密なSFで、最終的に温度差で風邪を引きそうなシリアス展開にまでシフトする濃密過ぎる内容で高い人気を誇った『機動戦艦ナデシコ』。
前記の通り私がオタクに目覚めた最初の作品であり、同時に呆気なく命を落とす仲間や「正義」の名の下に戦いを繰り広げる登場人物たちの姿から『ガンダム』より先に「戦争」というものを強く意識させられた作品でもありました。
今回の画集は本放送から25周年を記念した上映イベントに合わせる形で出版。
私の記憶が正しければ作品としての画集はこれまで出ていなかったと思います。
(後藤圭二さんの最初の画集が実質ナデシコ画集であったが…)
収録内容は書籍名に恥じないボリュームで、一部未掲載イラストに関してもきちんとサムネイルで載せている辺り流石と言う他ない。
ただ近年のイラストは後藤圭二さんの絵柄が変わり過ぎた事もあって、オフィシャルにもかかわらず別の方が手掛ける事が多く、何とも言えない気持ちにさせられました…(;一_一)
んで、こちらがイベント会場とアニメスタイル通販限定特典の小冊子「劇ナデ原画集」。
日本のアニメ業界は原画などの制作資料を廃棄する事が多く、その所為か「なんでこのシーン?」というようなカットが多かったのは少し残念でした。
ちなみに制作会社のジーベックが無くなったので、クレジットは吸収先のプロダクションI.G名義。
巻末のインタビューで当時のプロデューサーが「続編かリメイクを作りたい」と仰っていましたが『ヱヴァ新劇場版』みたく、ワンチャン期待してもいいんですかね?。
↑小冊子付きの物は「アニメスタイル ONLINE SHOP」から購入可。
↑画集のみであればAmazonなどでも取り扱いがあります。