「MARUMI」の角型マグネットフィルターを一式揃えた後に、実は「H&Y」が本家である事を知った情弱な私です。
今年に入ってからその辺りの事情が分かり易く解説された動画がアップされたので貼っておきます。
「偽物(OEM)が本物に敵わない、なんて道理はない」ではないが、それならそれで本家超えしてくれれば良いのだけど、実際使ってみてMARUMIの特にホルダーはいろいろと残念な点があり個人的にはオススメできません。
※具体的にどの辺りが残念なのかは下記レビュー記事を参照。
んで日々、後悔の念を抱きながら生きていたら、一昨日のポタリング中に件のホルダーに装着したPLフィルターが脱落し中心部に傷が付き「イラッ」として発作的に本家の「K-SeriesフィルターホルダーKit」を発注してしまいました。
H&Yの製品は国内代理店が付いていない為、基本的に直販サイトからの購入になるのですがAmazonアカウントで支払いが出来るので手続きのハードルはかなり低い。
しかも火曜深夜に注文したら水曜日には出荷案内が来て木曜日には届く大手顔負けのスピード発送。
こちらが購入した「100mm K-SeriesフィルターホルダーKit」(¥24,900 税込)。
収納ポーチの中に内容物が一式入っているのですが、過剰包装だろってくらい丁寧にパッキングされていてビビる。
MARUMIは、そのまんま入ってたのに…(;一_一)
メインの内容物は「ホルダー本体」と「ドロップインタイプのPLフィルター(ホルダーに装着された状態で封入)」、「アダプターリング(4サイズ)」に「PLフィルター不使用時の遮光カバー」。
MARUMIの同梱アダプターリングは「82mm」「77mm」「72mm」だけだったけど、H&Yは「67mm」も付いてくる。
※両者のアダプターリングに互換性は無い。
PLフィルターを装着し72mmのアダプターリングに取り付けた状態で両者を比較。
構造上、MARUMI(左)に対し、H&Y(右)の方が厚みと重量感あり。
H&Yホルダーの最大の特徴は同社が特許を持つドロップインフィルター構造で、MARUMIは普通のフィルターと同じように前面ねじ込み式なのに対し、こちらは上部から出し入れできるので角形フィルターを装着した状態でも取り外し可能。
スロットにはきちんと凹凸がありカチッと噛み合うので、上下逆さまにしても自重脱落する心配もありません。


ドロップインフィルターを使わない場合は遮光カバーを付ければホルダーのみで使用可能。
PLフィルターを回転させるダイヤルはMARUMIが角型フィルターと接触する最悪な位置にあるのに対し、H&Yはきちんと干渉しない場所にあって考えられている。
ただしダイヤルの回転はMARUMIの方が圧倒的にスムーズで、H&Yは引っ掛かるような感触がありかなり残念。
その他の仕様は大体同じで、装着したマグネットフィルターをロックする安全装置は共に1枚目の上下方向にしか機能しない。
アダプターリング取り付け部も同じに見えるが、MARUMIは角度を変える為にホルダーを回転させると固定ダイヤルも一緒に絞まったり・緩んだりするのだが、H&Yはいくらホルダーを回転させても固定ダイヤルが微動だにせず感動しました。
総合的に見てホルダーの作り込みはH&Yが圧勝。
MARUMIの利点は↑の写真みたくホルダーを外してアダプターリング+PLフィルターで使える事くらいだろうか?。
んで、せっかくアダプター買うならと、他社にはないユーザーの声を反映して作られた「100x150mm K-Series バランサー GND16 マグネットフレーム付き 」(¥21,980 税込)も発注。
パッケージにはクリーニングクロスも同封されていた。
収納ポーチはMARUMIの場合フィルターの種類が分かるような名札が付いていたがH&Yには無し。
そしてフィルター本体はホルダー同様に確りと梱包されていた。
MARUMIの角型フィルター(左)と並べて見る。
ガラス部やコーティングはメーカーによって違いがあるけど素人目には分からん。
一般的なハーフNDフィルターと違い「バランサー GND」はグラデーションを中心部で区切らず、全体になだらかに掛かっているのが特徴で、実体験としてこの方が使い勝手が良いだろうと感じ追加しました。
ちなみにH&YのGNDフィルターはゴリラガラス仕様で↑の公式動画みたく、ちょっとやそっとでは割れないらしいのだが自分で試す度胸は無い(苦笑)。
流石に細かい傷は付きそうだけど、その辺り誰か検証してくれませんかね?。
欲しいカメラもレンズも出ないから、代わりに増えていく角型フィルター勢。
早く使いたいので週末晴れてくれないかなぁ…。