いまここにあるもの

OM-D遣いのBROMPTON乗り。そしてアニメや映画好きのオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

「月刊Newtype」2021年6月号 (KADOKAWA)

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全てのテレビアニメをチェックする勢いで頑張っていた90年代末からゼロ年代初頭に掛けて定期購読していた「ニュータイプ」を『シン・エヴァ』の記事目当てで十数年ぶりに購入した私です。

元々「旧世紀版」放送開始と同時にコミカライズを行うなどシリーズと関りの深い角川書店のアニメ機関誌とあって総力特集の名に相応しい大ボリュームで読み応えが凄まじい!!。

先陣を切る緒方恵美さんのインタビューでは以前Twitterで触れパンフでも語っていた第3村パートでシンジが言葉を取り戻す過程のアドバイスを求められたという話があり、そこで庵野さんが「自分はシンジよりゲンドウの気持ちに近くなってしまった」という旨の発言をしたそうで、『シン・エヴァ』を観てシンジよりゲンドウに庵野さんの気持ちが強く乗っているように感じたのはやはり思い違いでは無かった。

「最後のシンジをやらなかったから終わった感じがしない」「あの世界に取り残されているような感じがする」というのは長年、碇シンジを演じてきた緒方さんならではの言葉なのですが、オーディション時に庵野さんが緒方さんに碇シンジを演じて欲しいと直談判したという話も踏まえ、何故最後の最後で「声変わり」させてしまったのか私は未だに納得できておりません。

林原めぐみさんのインタビューは「イタコ声優」を自認するだけあって、アヤナミレイへのアプローチなどものすごく深い部分の話になっていて感服。
ラジオブースで軽く収録した「VOYAGER」が本編に採用されたといった裏話も興味深い。

宮村優子さんはファンを驚愕させたケンケンとの関係について男女というより父と娘みたいな感覚だろうと分析し、あのケンスケがアスカに手を出すとは思えない。甘えてきても「よしよし」となだめて終わり。というのは説得力があります。
式波と惣流は別人という認識ながら『旧劇場版』のラストシーンを思わせる海辺でシンジと最後に言葉を交わすシーンは両方のアスカのイメージを含むと見解を述べていて、私もそうあって欲しいと思います。

他にも山口由里子さんはミサトさんの最後の勇姿にボロ泣きしてしまったとか、長沢美樹さんは「(14年の間に)マヤに何があったんですか?」と庵野さんに質問したらはぐらかされたとか、岩永哲哉さんは庵野さんに第一声で「中学生、もうつらいでしょ?」と言われたとか、岩男潤子さんの成長したヒカリの「おまじない」に込めた想いなど、裏話満載。

スタッフでは総作画監督錦織敦史さんや、鶴巻和哉さん前田真宏さん中山勝一さんの監督鼎談に加え、音響チーム、各パート毎の演出・作画チーフ、デザイナー、CG班、撮影や編集、果ては宣伝チームに至るまでインタビューを敢行し、完成を待たずにこの世を去ってしまった故増尾昭一さんの功績にまで触れる「プチ全記録全集」とも呼べる密度で一読する価値あり!!。

特集記事とは別に乃木坂46の連載ページでは鶴巻監督と共に「スモールワールズTOKYO」を探訪しており、そこで『破』と『Q』の空白の14年間にカヲルくんが指令になって加持さんが副指令になるアイデアがあったという衝撃発言が飛び出し驚かされました。
ある程度エピソードは考えられていたという事なので「シン・エヴァンゲリオン全記録全集」発刊の暁には、その辺りが詳しく掲載される事を期待しております。

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折り込みポスター↑の裏面には各方面のクリエイターなどからのお祝いコメントが載っていて、これがまためちゃくちゃ豪華で凄い。
改めて『エヴァ』という作品の影響力の大きさを実感すること請け合いです。

興行収入100億円を目指し今週末から「シン・入場者特典」の配布が始まるようで、今回の特集記事を読み込み今一度劇場へ足を運びたいと考えているのですが、緊急事態宣言延長を受け「TOHOシネマズ」は5月一杯の休業を発表しており他のシネコンがどう対応するか気になるところ。

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裏表紙の『閃光のハサウェイ』は公開日が5月7日のままで修正が間に合わなかったようですが、5月21日からもう変更しないよね?。