※ネタバレに該当する物語の内容や展開に関する言及は行いませんが「匂わせ」は多分に含んでいると思われるので、気になる人はお引き取り頂きますようお願い申し上げます。
という訳で公開初日の最終上映回で『シン・エヴァ』を滑り込み鑑賞してきた私です。
取り敢えず先に映画館のロビーでパンフの購入とチケットの発券だけ済ます。
シリーズ集大成なのにキービジュアル含め貞本義行さんのイラストが1枚も無いのは邪推してしまうんだよなぁ…。
それにしても公開日修正の無理矢理感たるや、クリスマスに来た時と完全に間違い探しレベルだろww
思いのほか早く到着してしまい時間潰しに雨模様の平日、閑散としたショッピングモールをブラブラして1枚。
上映時間15分前に戻ったら密です。
鑑賞後の客と鑑賞前の客で物販は大行列。
先に買っといてホント良かった…(汗)。
しかし17時15分開始なのに入場が始まったのが5分前とか、これが普通なのかね?。
例によってCMとかで本編が始まるまではラグがあるんだけど、こんなんだから上映開始してから入ってくる輩が増えるんだよなぁ…(;一_一)
鑑賞はIMAXレーザー(3Dほどではないが追加料金が高い)。
何気に「グランベリーパーク」になってから、ここの109シネマズを利用するのは初めてだった。
(目ぼしいタイトルがcovid-19で延期している所為)
本編に関する突っ込んだ話は気持ちの整理がついていないのと変則公開+緊急事態宣言の所為で難民多数なのでタイミングを見て語りたいと思いますが、今回ほど「純粋に作品と向き合う心」を失ってしまった事実を痛感した事はありませんでした。
小学生の頃に映画館で『旧劇場版』を観た時は単純に物語や映像に圧倒され、そこに邪念などは一切無かったのに、今や「こういう展開になるといいな…」という無責任な期待とそれが叶わなかった事への落胆。
それによる周囲の人間や世間の反応を気してばかりいて「本当につまらない大人になってしまった」とただただ自己嫌悪。
中の人繋がりで別作品のキャラクターが頭に浮かんだ時なんて自分を殴りたくなりましたよ…。
上映後周りの雑談すら耳に入れたくなかったのでS-DATを聴くシンジくんよろしく、即イヤホンをしてエヴァのBGMを爆音で流し思いの丈を心の内に閉じ込めて映画館を後にする。
20時を回っており周囲のお店はclosed。
3時間無料の駐輪場に止めたチャリを回収しようとしたら、数分オーバーして100円徴収される悲しみ…。
冷たい夜風の中、チャリを40分飛ばして帰宅するのは情報の洪水でグチャグチャになった脳味噌をクールダウンするには丁度良かった。
例によってビニールで密封されたパンフと、錦織敦史さん描き下ろしの入場特典。
(アスカ幸せになってくれぇ…)
シリーズ恒例となった封印処理。
公式で「ネタバレしかない」は本当に草。
袋には一緒に宣伝冊子(左)が封入。
パンフは庵野さんの謝辞に始まり本編カットや設定画も掲載されていますが、メインは主要キャストと前田真宏さん&鶴巻和哉さん両監督へのインタビューで、かなり突っ込んだ話をしていて大変興味深いものになっています。
これまで幾度となく夢で様々な『シン・エヴァ』を見て来た事もあり、「私は本当に『シン・エヴァ』を観れたのか?」という白昼夢のような感覚に陥っていたのですが、インタビューを読んで少し冷静に向き合えてきました。
「エヴァらしくないんだけどやっぱりエヴァだった」という二律背反。
これまでのシリーズなんて比じゃないくらいの情報量に完全にのまれてしまったので、近い内にまた映画館に足を運びたいと思います。
暫定の感想を追加しました。
遠回しなネタバレを含むので注意。