米国では2021年3月31日に劇場公開と同時にネット配信がスタートする『Godzilla Vs. Kong』が日本では同年5月14日から劇場公開される事が発表されました。
合わせて日本版予告も解禁されたのですが米国版に字幕を付けただけでなく、初お披露目となる独自のカットが含まれるなど、ゴジラの生まれ故郷である日本の顔を立てた内容になっています。
何より米国版ではゴジラがコングに一方的にボコられていたのに対し、日本版ではきっちり反撃しているのが笑える。
全体重を乗せたコングのグーパンに対し、何故かビンタでお返しするゴジラ。
コングの方が明らかに腕力が強そうなのに顔面パンチを食らっても怯まず、むしろ前足が退化気味のゴジラのビンタで一発KOされるとか、どう見ても勝負になっていないような…(;一_一)
そもそも『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で使った周囲の空間を焼き尽くすバーニングゴジラになられたらコング丸焦げじゃんとか思うんだけど、「あれはモスラの力を借りたからできた技で通常は使えない」とかいう注釈が入るんだろうね。
そして本作でハリウッドデビューとなる小栗旬くんはやはり芹沢博士の息子という設定らしい。
ゴジラ大好きおじさんだった父親と同じく何をされても擁護する生粋の「ゴジラ信者」なのか。
はたまた父親がゴジラの尻ばかり追い掛けた所為で家庭崩壊したとかで恨みを抱く「アンチ・ゴジラ派」なのか気になるところ。
邦題はそのまんま『ゴジラvsコング』で、62年の『キングコング対ゴジラ』やモンスターバースの『キングコング: 髑髏島の巨神』の流れで「キング」を付けるとばかり思っていたので少々意外ですが、緊急事態宣言を解除した途端まだぶり返して状況が悪化しなければ5月14日にはお目に掛かれそうです。
それにしても5月にゴジラ。そして初夏にはウルトラマンと、令和の世になってまさかこの2作品の新作が同時期公開されるとは何とも感慨深いものがありますね。
それらの特撮文化を血肉とし日本を代表する映像作家となった庵野秀明監督の『シン・エヴァ』も続いてくれれば言う事なしなのですが…。