いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『デンジャー・ゾーン』(2021年) -☆☆☆☆☆-

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※本稿は作品のネタバレを含みます。

アベンジャーズの一員であるアンソニー・マッキーターミネーターになって暴れ回るネトフリ映画『デンジャー・ゾーン』を鑑賞。

攻撃中止命令を無視し地上部隊を死傷させたドローンパイロットと、極秘裏に開発された自我を持つアンドロイド兵が、米国への核攻撃を阻止するべく奔走するという体の物語。

少数を犠牲にして多くの仲間を救う選択を間違いではないと確信している自信過剰な主人公や、ロボットコンプレックスの米国にしては珍しく理知的で人間臭いマシーンなど、これまでにない切り口で展開する近未来バディアクションなのかと思いきや、結局何時もの「人類は愚かだ粛清してやる!!」という機械の反乱に持っていく芸の無さに開口してしまった。

ジョン・ウィック』と『ターミネーター』を掛け合わせたようなアンソニー・マッキーのアクションは良いとして、人心掌握術に長け人間より何倍も上手と言いながら盗んだ車を乗り換えず呆気なく補足される展開はアホの極み。

主人公のドローンパイロットにしても自ら武器を手に取り戦った事で、それまでの行いを悔いて成長するでも、命の選択を世界規模で行おうとするロボットに対して響く言葉を投げかけるでも無い。

そんな奴に世界の命運を託す軍の上官も、利用されるだけのレジスタンスやテロリストも、登場人物は揃いも揃ってバカばっか。

極め付けがミサイル攻撃が迫る軍事施設からたった30秒で安全圏まで離脱する主人公の無茶苦茶な身体能力。
こんなのどう見たってギャグでしかなく全視聴者が「お前の方がよっぽどマシーンだ!!」と思ったに違いない。

COVID-19禍で存在感を増すNETFLIXですが、私に言わせれば8割は製作費を無駄遣いした駄作で地雷の宝庫という認識です。

ところで本作に登場する兵隊ロボ。
名前が「ブロム」って、もしやニール・ブロムカンプ監督(『第9地区』『チャッピー』)リスペクトですかね?。