いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『レディ・ガイ』(2016年) -☆☆☆☆☆-

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男臭い映画で一世を風靡したウォルター・ヒルが、男勝りなミシェル・ロドリゲスに性転換させられた男の殺し屋を演じさせた新堂エル先生もビックリなTSF映画『レディ・ガイ』を鑑賞。

顔だけでなく体にまで特殊メイクを施し男時代の姿をフルチンで演じる気合の入りまくったミシェル・ロドリゲス「俺のナニの恨みを思い知れ!!」と自分を女にした連中を血祭りに上げていく徹頭徹尾マンガなストーリー。
一見グラフィックノベル原作っぽいがウォルター・ヒル原案のオリジナル作品であり、長年『エイリアン』シリーズのプロデュースを手掛けているよしみで主人公を拉致って手術するイカレタ医者役にシガニ―・ウィーバーを配するなど、やりたい放題にもほどがある。

しかし、ぶっ飛んだ設定の割に肝心の復讐劇は平々凡々、アクションもバイオレンス描写も光るものがなく、肩透かしな結末を含め一部の性癖を持った人間に向けた一発ネタで終わってしまっているのが残念無念。

正直、男時代はダニー・トレホがやるくらい無茶苦茶な方が面白かったと思うのは私だけだろうか?。