いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『キングダム』(2019年) -★★★☆☆-

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GANTZ』に始まり『図書館戦争』『アイアムアヒーロー』『デスノート Light up the NEW world』などで知られる実写化請負人の佐藤信介監督がメガホンを取り、いまいち盛り上がらなかった前年の『いぬやしき』や『BLEACH』と違い特大ヒットを記録した『キングダム』が「金ロー」で放送されたので鑑賞。

原作もアニメも未見なので予備知識&先入観ゼロで挑んだのですが、多くのキャストがキャラ造形に嵌っており観ていて単純に気持ちよかったです。

噂に聞いていた長澤まさみさんのおみ足や、坂口拓さんのキレッキレの殺陣。
本郷奏多くんの暴君っぷりなど、いろいろあるのですが、何を置いても短い出演時間で全部持っていった大沢たかおさんの存在感がとにかく凄まじかった!。
「オネエ系」を匂わせるキャラ付けも、時節柄よく改変されなかったなぁ~と別の意味で関心。

そして「男版・剛力彩芽」として数々の実写化作品にゴリ押し出演しヘイトを集めまくった山﨑賢人くんがようやく評価される役に巡り合えたのもエポックメイキングでした。

ストーリーはとんとん拍子で話が進むなどダイジェスト感はありましたが戦闘シーンを畳み掛けることで中弛みを防ぎ、底辺から実力で成り上がりデッカイ夢を叶えようとする主人公たちの姿や、威張り散らした暴君をボコボコにして終わる日本人が大好きな時代劇のメソッドを強く打ち出したのも支持された要因かもしれません。

思い切って本場中国で撮影した映像もチープさが無く、続編制作が決定したのも納得の出来栄えでした。