倉庫で行われた武器取引で揉めて敵味方入り乱れ罵り合いながら撃ちつ撃たれつするワンシチュエーション映画。
舞台的と言えば聞こえは良いがおよそ物語と呼べるものが存在せず、物陰に隠れた登場人物が無駄話をダラダラと続ける、ひたすら退屈な作品でタランティーノの『レザボア・ドッグス』を目指したのかもしれないが、この監督は致命的にセンスが無い。
いろんな銃が登場するのでガンマニアには良いのかもしれないが、それにしたってよくこんな内容でブリー・ラーソン、キリアン・マーフィー、シャールト・コプリー、アーミー・ハマーといった面子を集められたものだ。
正直彼らがどういう経緯で本作への出演を決断したかインタビューして、それを纏めた方が、この映画よりよっぽど面白くなりそうな気がする。
総尺が90分しかないのでサクッと楽しめるかと観始めたが久し振りに「まだ終わらないのか?」と苦痛に感じる作品だった。