コロナで新作アニメが軒並み止まったので今更ながら2018年に配信され、直後に2ndシーズンの制作が発表されたものの音沙汰がないProduction I.G制作×中澤一登監督によるNETFLIXオリジナルアニメ『B: The Beginning』を一気見。
ヨーロッパの架空の国を舞台に殺人鬼を殺す殺人鬼とそれを付け狙う犯罪グループ、そして警察組織の戦いを描いた異能バトル×サスペンス作品。
TV版『ロードス島戦記』のOPなど美麗かつスタイリッシュな映像に定評のある中澤一登さんが原作・監督・キャラクターデザイン・総作画監督を兼任し、あらすじなどから短編アニメ『comedy』(↓の公式配信参照)のようなダークで大人向けな作品を想像していたのだが、蓋を開けて見ればアメコミヒーローを思わせる主人公の生い立ちや変身能力、厨二病を拗らせた犯罪組織の面々など、思いのほか子供騙しな内容で面食らいました。
同じく中澤一登さんが手掛けた『キル・ビル』のアニメパート並の血生臭いバイオレンス描写やシリアス展開もあるのだが、かと思えばその直後に雰囲気ぶち壊しなコメディシーンをアタッチメントするなど、私はこの温度差に最後まで馴染めなかった…。
取って付けたかのように続編を匂わせるシーンをエンディングに入れてたけど、各々の因縁に決着はついてるし別にやらなくてもよくないですかね…(；一_一)
