『コマンドー』と同じく愛すべきお馬鹿映画としてカルト的人気を誇る『バトルシップ』のピーター・バーグ監督が『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』『パトリオット・デイ』『マイル22』に続いてマーク・ウォールバーグとタッグを組んでNETFLIXに殴り込んだ『スペンサー・コンフィデンシャル』を鑑賞。
人一倍正義感が強く厄介事に首を突っ込み逮捕された世渡り下手なマーク・ウォールバーグ演じる元警官が、出所した矢先またしても見て見ぬふりの出来ない世の中の不正に直面し、虐げられた弱者を救うため甘い汁を吸う悪党どもに正義の鉄槌を下すというお話。
悪徳警官と政治屋とマフィアがズブズブに癒着している設定を含め目新しい要素は皆無だし、アクション諸々のスケール感も「テレビ映画」の域を出ないのだが、心優しい巨漢の相棒や、口が達者なおやっさん、肉食系な彼女などキャラがいちいち立っていて、はみ出し者のバディドラマとしてなかなか楽しめました。