いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』が凄い。

近年のアニメって往々にして出だしは素晴らしいのに話が進むにつれ脚本が雑になりグダグダ展開で没落していくのですが、現在放送中の『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』は回を追うごとに加速度的に魅力が増していて各種配信サイトでヘビロテしております。

元々こういうジャンルが好きというのもあるのですが毎回練り込まれた構成と演出に唸らされるし、シリアスかと思いきや笑いや萌えと言ったサービス要素をそれとなく入れ込むバランス感覚も素晴らしい。

第9話から続くイドの中のイドで飛鳥井木記の苦しみを終わらせる為にシリアルキラーを殺すシリアルキラーとなった鳴瓢。
これだけで映画1本作れそうなんですが、椋ちゃんと綾子さんが本当に良い母娘過ぎて、綾子さんとの馴れ初めとか、すくすく成長していく椋ちゃんの姿を見せられた後で現実を再認識した鳴瓢が「君らがどこかにいってしまったんだ…」と吐露するシーンで私の涙腺は崩壊しました。

花火師を自殺に追い込んだ時の語りもそうですが今作は間違いなく津田健次郎さんの代表作になると思うし、なって欲しいと心から思います。

何故か遅れてやってきたワクムスビを所持した本堂町ちゃんと合流してバディ結成→ジョンウォーカーの正体に迫るのかと思いきや、やっぱり曲者だった穴井戸の謀略で急転直下のラスト4分の凄まじさたるや、こんな完璧な引きそうそうお目に掛かれません!

結末まで観ないと最終判断は下せませんが、このまま全ての伏線を回収し綺麗に着地してくれるなら良い物を見せて頂いた感謝の意味も込めてBD-BOXを買おうと考えております。