いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『アメリカン・アサシン』(2017年) -★☆☆☆☆-

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目の前で恋人を殺された青年が復讐のため単身テロリストに戦いを挑んだらCIAにスカウトされて世界を救う映画。

細部は違えど輪郭はクリス・パインケヴィン・コスナーの『エージェント:ライアン』で話もサクサク進んで退屈しないのだが、そもそも主人公が情緒不安定なきかんぼう過ぎて工作員として難あり。
いくら能力が優れていようと命令無視でやりたい放題だし、貴重な情報源を自身のトラウマと重ねて殺すなど、主演では芽が出なかったテイラー・キッチュ演じる悪役と大差ないように感じるのは私だけか?。
マイケル・キートンの鬼教官にしたって暴言を吐きつつ最後は教え子に手を差し伸べるところまで絵に描いたようなテンプレで、こんなん誰がやったって同じだろ?。

クライマックスも「大きな被害が出ずめでたしめでたし」風に纏めてるけど、陸地から大して離れていない場所でああいう事したら津波で沿岸部は壊滅だろうし、意味深なラストカットもダブルスパイを意味しているのか、はたまた独断専行でまた私刑を執行しに行ったのか分かり難い、なんとも大雑把な作品でした。