いまここにあるもの

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『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』(2017年) -★★☆☆☆-

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秋の長雨で外出できず、ブラックフライデーのセールも目ぼしいものが無いのでアマプラで映画を観る。
今回は例によって当たり外れが激しいリュック・ベッソン制作・脚本の『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』を鑑賞。

『セッション』のJ・K・シモンズがちょい役なのに相変わらずの存在感を放っている一方、主役を張る面々の個性が軒並み弱く、同じくちょい役の『トレインスポッティング』『ブラックホークダウン』でお馴染みのユエン・ブレムナーの顔面力にすら負けているのはいかんともしがたい。

キャッチコピーが示すように冒頭のシークエンスこそジョー・カーナハン版『特攻野郎Aチーム』を意識しまくったド派手で重量感のある戦車アクションが炸裂しアガるのだが、そこで予算を使い切ったのか肝心の金塊強奪作戦やクライマックスが地味すぎて完全に尻すぼみ。

ヘリVS戦闘機パートまでなら★3つ以上なのだが、そこから先は蛇足とまでは言わないが正直オマケ程度で、主人公のトラウマも伏線なのかと思えば本編の中でそれを乗り越える描写もなく何時もの大味なベッソン脚本でした。

映画としての盛り上がりやセオリーで行けば前半と後半のシークエンスを入れ替えるべきであり、そうすれば満足度も高かったのにスタッフは一体何を考えているのだろうか?。