いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『PSYCHO-PASS 3』Episode.5「アガメムノンの燔祭」

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しち面倒くさい「宗教」が絡んできた第5話。
カウボーイビバップ』の「ブレイン・スクラッチ」とか、こういう題材は海外展開していく上でいろいろと鬼門だから避けて通るのですが、そういう点で本作はチャレンジ精神があるなぁ~と思ったり思わなかったり…。


言うまでも無くこれまでは生き方が数値化され人々がそれに従う管理社会で起こるシステムでは測れない新種の犯罪者を相手にしたSF刑事ドラマだった訳ですが、「自爆テロ」や「移民排斥」といった実問題が多く盛り込まれた今期は『psycho-pass』というより完全に『攻殻』で、改めてこの作品で描く必要があったのかと思わずにはいられません。
全てが虚淵玄さんの功績だとは言いませんが、そこが離脱してしまったサードシーズンはやはりスピンオフと定義する方が正しいのではないだろうか?。

嵌められた前任の執行官への接見や情報へのアクセス権限など、過去の事件との繋がりが徐々に明らかになってきましたが、これ本当にあと3話で方が付くのだろうか?。
公安局内部に潜む内通者の存在も匂わせ、アラタやケイと一定の距離を保ったままの如月真緒が見るからに怪しい動きをしていましたが、いくらなんでもそれは分かりやす過ぎるので恐らく他に居るのでしょうね。

都知事になっても公務の場で体のラインがめっちゃ出る露出度の高い衣装で「急に歌う」カリナとか、厚生省内部にも信者がいて何れはドミネーターで執行する側になると自信を見せる宗教団体の幹部など、僕はもうシビュラの意思が分からないよ…(;´Д`)
怪しい連中の色相がことごとく問題なしだったり、この状況を槙島や鹿矛囲が見たらどう感じるのだろうか?。

自爆テロを防げなかったり情報供与で証拠を発見~第一容疑者の捜査と完全に操られている公安局。
やりたい放題なアラタとケイのとぼっちりで霜月課長に投げられ、潰され、燃やされるコミッサちゃんの扱いは涙無しには見れません(笑)。

男女ペアの潜入捜査なのに何故か♂×♂でも相性適性診断をやるとか一部の需要を狙い撃ちし過ぎで笑ったんだけど、流れ的に次回は如月執行官にスポットが当たるエピソードかな?。