いまここにあるもの

OM-D遣いのBROMPTON乗り。そしてアニメや映画好きのオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『ジュピター』(2015年) -☆☆☆☆☆-

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細身と太っちょという絵に描いたようなオタク兄弟だったのにいつの間にやら性転換したウォシャウスキー姉妹(本作公開時はまだ姉弟)が撮った『ジュピター』を鑑賞。

評判が良くないので棚上げしていたが同監督の手掛けた『マトリックス』20周年記念かつ、その新作も動き出したのでチェックしてみたが確かにこれは微妙で話題にならなかったのも納得。

日本製アニメーションの演出やカット割りを研究し斬新な実写映画として完成させた『マトリックス』に対し、本作は後年の『トランスフォーマー』などCG頼りなハリウッド映画の悪い部分を体現したような薄っぺらさで開いた口が塞がらない。
映像革命と言われた『マトリックス』も多くの部分はアナログ技術を用いた創意工夫で成り立っており、それが素晴らしい結果に繋がった訳だが、彼らはその事を忘れてしまったのだろうか?。

脚本も王道と言えば聞こえは良いがやってる事は中世貴族の権力争いのそれでしかなく、遥かに発展した宇宙規模の話なのにビジュアルセンスの突飛さはリュック・ベッソンの『フィフス・エレメント』に遠く及ばない。

展開も子供騙しならオチの時代錯誤感も甚だしく、エアスケートするだけのチャニング・テイタムのアクション全般の面白みの無さなど、過去作から来る期待値を差し引いたとしても見るべき部分の乏しい映画であった。
この体たらくでは『マトリックス』の新作の出来も思いやられる…。