いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

Amazon prime videoで『CIA分析官 ジャック・ライアン』シーズン1を観た。

f:id:otaku4160:20190902004652j:plain

オリジナルコンテンツだとNETFLIXに水をあけられた感があるAmazon prime制作のオリジナルドラマ『CIA分析官 ジャック・ライアン』の1stシーズンを遅ればせながら鑑賞。

言わずと知れたトム・クランシー原作の人気シリーズで映画版だとアレック・ボールドウィンハリソン・フォードベン・アフレック、そして直近のクリス・パインと様々な役者が同役を演じてきましたが、本作では『クワイエット・プレイス』の監督兼最後に思いっきり叫ぶお父さんことジョン・クラシンスキーが担当。

テロリスト側の復讐する理由や身内に対する情の深さなどきちんと人間として描かれていたり、ジャック・ライアンの上司が黒人かつムスリムだったりと多様性を含む時代に則したアップデートが施されているものの、基本構造はアメリ諜報機関VSイスラム過激派テロリストの攻防というお約束に終始する。
まぁここを変えたら原作の意味が無くなってしまうのだけど、上記の設定ほどの捻りは無かったなぁ~というのが率直な感想。

区分としてはドラマだがそれなりの製作費が投じられており、全体の占める割合こそ多くはないが序盤の基地襲撃シーンなどアクションも気合が入っている。

ただ様々な登場人物の視点をスイッチする群像劇的な側面が強く、夫がテロを主導していると知ってしまった奥さんの逃走劇とか、イーサン・ホーク主演の『ドローン・オブ・ウォー』とどっ被りなドローンパイロットの苦悩など、寄り道が多く主人公の存在が霞んでしまっている感は否めない。

あれだけテロリスト側の事情を描いておきながら結局、殺して解決というラストもなんだかなぁ…(;一_一)

ちなみに本作のMVPを挙げるとすればドローンに爆撃されても、肥溜めに落とされても健気に追ってくるターミネーターな追跡者一択ですね。
真面目な話、このキャラはシリアスな笑いを狙ってるとしか思えませんでした(汗)。

f:id:otaku4160:20190902012143j:plain

あとカメラ好きとしてはイエメンで活動する諜報員が富士フィルムのミラーレス(録画ボタンがあるのでX-T1と思われる)を使っていたことに驚きを隠せません。
信頼性という点でニコキヤノしか採用されないと思い込んでたけど、こういう場所で使うって事は防塵防滴性能も評価されてるのかな?。

もしくはpeakdesignのアンカーとか、実用性とは無縁なレリーズボタンでドレスアップしてる辺り、単にスタッフの私物を登場させただけなのかも?。