いまここにあるもの

カメラとか自転車とかアニメとか映画なんかが好きなオタクが管理する闇鍋ブログです。調子が悪いと文章が破綻します。旧ブログはこちらに移管しました→https://otaku4160.hatenablog.com

『クワイエット・プレイス』(2018年) -★☆☆☆☆-

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本国での評価がすこぶる高いクワイエット・プレイスがアマプラに来たので鑑賞。
端的に言えば音を出すと襲ってくる怪物に支配されたアメリカの片田舎で一家がアイ・アム・レジェンドするお話。

そもそもショットガン1発で倒せるようなクリーチャーに対し、どうしてここまで人類が劣勢なのかという疑問。
人が転化するゾンビでもない、条件反射で襲ってくる知能の欠片も無い怪物など、幾らでも駆逐できるだろ?と思わずにはいられない。

設定を聞いた段階で「だったら常に大きな音がしている、例えば滝の近くに住めば良くね?」と思ったのだが、本編でも大きい音がしてるところでは普通に会話が出来ることになっていて、だったら最初からそういう場所にセーフハウスを作れよって話。
こんな世界で出産して子育てしようというなら、地下にお手製の防音室を作るより確実だろ?。

加えて緊急時の対応で打ち上げ花火はまぁ良いとして、どうしてあれだけ電球を張り巡らせておきながら街から大量のスピーカーをかっぱらってきて同時に大音量で音を鳴らすといった手段を講じなかったのかという謎。
途中の音楽プレイヤーはその伏線だとばかり思っていたのに騙されたわ…。

終始抑圧された展開からの「いっちょ殺ったるか!!」なラストはスカッとすると言えば聞こえは良いが、かなり強引に持っていった感があるし、雰囲気が一気に別作品になり面食らってしまった。
結局この作品は「小さな子供は何をするか分からない」ってのと「母(女性)は強し」と言いたかっただけなんじゃね?。

同じ「音を出したら即死系映画」だと近々に『ドント・ブリーズ』があったけど、あれと比べるといろいろお粗末すぎて、どうしてここまで評価が高いのかサッパリ分かりませんでした。