という訳でアニメーターの足立慎吾さんと林明美さんの書籍が置いてあったので購入してきた私です。
続発した家電の故障→買い替えでこれ以上の出費は抑えたいので、ここぞとばかりに貯まったアニメイトのポイントとPayPayで支払いしたった。
まずは『SAO』と『WORKING!!』のキャラクターデザインで確固たる地位を確立した足立慎吾さんのアートワークス。
90年代で言えば石田敦子さんや後藤圭二さん、近年では田中将賀さんや堀口悠紀子さんがそうであるように足立さんの絵柄も今や一大ブランドでございます。
(確か『ガリレイドンナ』は梅津泰臣さんからの御指名だったような?)
発売元がアニプレックスだから一般書店には置いていない可能性大?。
4000円と高価だけどページ数もめっちゃあって読み応えあり。
イラストの比率は『SAO』『WORKING!!』『ガリレイドンナ』の3作品が圧倒的に多く巻末にはインタビューも掲載。
恥ずかしながら今は無きジーベック出身だったと今回初めて知りました。
(『ナデシコ』や『レッツ&ゴー』の動画をやっていたとは!)
もう一方が林明美さんのアニメーションワークス。
タイトルがそうであるように『少女革命ウテナ』から『BANANA FISH』まで携わった作品のアニメマテリアル(設定画・絵コンテ・原画)が中心なのでイラストメインの画集的な物を期待すると肩透かしを食らいます。
版権イラストは『少女革命ウテナ』と旧アニメ版の『PEACE MAKER 鐵』が多めで、あとは『グレンラガン』『パンスト』『ヱヴァ:Q』『同級生』が少々。
『同級生』や『BANANA FISH』など林さんは原作の絵柄に徹底して寄せるタイプで、特に後者は今風にリメイクせず当時の画風を再現していて放送時に驚かされました。
これまで短編アニメーションやEDアニメーションを多数手掛けているのですが、長編の監督はされていないので、そちらの分野への進出も期待したいですね。