フルサイズミラーレスの先駆者として一眼レフに固執し参入が遅れたキヤノンとニコンの引き離しに掛かるソニーが大方の予想に反し「S」を差し置いて第四世代の「R」を正式発表しました。
6100万画素センサーでAPS-Cクロップでも2600万画素。
E-M1Xのような手持ち撮影こそ出来ませんがピクセルシフトで2億4000万画素相当の静止画も生成可能とあって中判のGFX100とも渡り合えそうな「R」の名に相応しい高画素番長に仕上がっています。
それでいてダイナミックレンジが15EVというのは流石というほかありません。
期待されたグローバルシャッターや8K動画には対応していないようですがEVFはパナソニックのS1(R)と同じ576万ドットになるなど順当に進化しており、特に他社製品に対して唯一のウィークポイントであった申し訳程度の防塵防滴に手が加えられた点はネイチャー系のユーザーに歓迎されそうですね。
価格は3.500ドルなので日本円に直せば37万後半と(カメラ好きにすれば)べらぼうに高い訳ではないので今回も売れそうな予感。
これを受けて同じフルサイズミラーレス市場で戦う二大巨頭や、Lマウント陣営がどう出て来るか楽しみです。